作成 2014.07.23
更新 2014.07.23
切り替え系の表現
フェールオーバー (failover)
Active-Standby の冗長化システムにおいて、稼働系が故障などで停止した際、待機系へ自動的に切り替えること。
待機系から稼働系へ戻す場合はフェールバック (failback)。
手動で切り替える場合はスイッチオーバー (switch over)。
フェールバック (failback)
Active-Standby の冗長化システムにおいて、待機系から稼働系へ切り替えること。
フォールバック (fallback)
想定するシステムや機能が使用できない場合に、代替策を講じて運用を継続すること。 縮退運転。
システム移行時に、移行後のシステムが不調で現行のシステムに戻す場合にも使われる。
例: LTE から 3G へフォールバックする。
運用開始 (cut over, service-in, launch)
システムを移行し運用を開始する。
カットオーバー (cut over) はフェーズの切り替わりを意識した用語(構築フェーズ⇒運用フェーズ)。
サービスイン (service-in) は納期や運用開始日を意識した用語。和製英語。
ローンチ (launch) は運用開始の公表を意識した用語。
切り替え、切り戻し
切り替えは、ある系を別の系へ変更すること。
切り戻しは、変更した系を元に戻すこと。NTT用語。
「切り戻し」はガーデニングや盆栽用語とかぶっており、違う受け止め方をされる恐れがあるため相手を見て使用する。
切り戻しの直訳 cutback は、「切り捨てて一気に元に戻す」だけでなく「大幅な削減」のニュアンスがあるため revert to a privious system の方が良い。
手戻り (rework, redesign)
rework は手を実際に動かしてやり直すイメージ。
redesign は再設計。
ロールバック (roll back)
データベース用語。ある地点まで戻る。
ロールフォワード (roll forward)
データベース用語。バックアップからシステムリストア後、ジャーナルなどを使用して停止直前までデータベースを復旧させること。
タグ: 慣用句 運用

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