Gigazine:Intel・SamsungなどのSSDがどれぐらいの寿命なのか長期間の耐久テストで判明 より。
512GB MLC のモデルで TBW:700TB (書き込み700TB)が設計寿命の模様。これを元に寿命を計算。
他の情報によると、256GB MLC で TBW:350TB となっており、設計寿命はストレージ容量に比例する模様。
100 GB/日
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19.2 年
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4 MB/s (345.6 GB/日)
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5.5 年
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これによって判明するのは、以下の通り。
・家庭用では動画編集などかなりハードな使い方でも十分持つ。
・家庭用は業務用途には向かない。たとえば、DBサーバーや仮想化サーバーを運用する場合は書き込み量をシビアに把握しておかないと運用期間中にSSDの寿命が尽きる。
SSDでシステムを構築する場合は、所望のIOPSより書き込み量に応じたストレージ設計が必要となる。ケチらずにEnterprise用を購入しよう。
追記
- JEDEC に正式な耐久性基準があった。JESD218,JESD219
地雷のようなSSDは日本には入ってこないんじゃなかろうか。
- 設計寿命(TBW)はストレージ容量に比例する。
- 寿命が尽きて Read Only Mode に切り替わる挙動の報告があるのは、Intel、東芝、SanDisk、Kingston(東芝)、最近のCFD(東芝)、I-O DATA(東芝)、SuperTalent(東芝)。
- Windows XP, 7 は Read Only Mode で発生する「データ保持エラー」を正しく解釈できないため読み取ることもできなくなる。SSD に正式対応した Windows 8 以降はどうなるか不明。
Linux の場合は読み取り専用でマウント可能。
- 書き換え耐性は SLC MLCの約10倍> MLC 512GB TBW:700TB > TLC 512GB TBW:100TB